水に浮かんだ円形のボードに乗り、進みたい方向に体重をかけるとセンサーが傾きを検知し、モーターとプロペラの駆動で水面を移動する。ヤンマーが、「水辺でゆるっと遊ぶことができる『Wheeebo』」を開発中だ。 ヤンマーでは、マリンプレジャー分野における、ワクワクできる新たな体験の創出に向けた取り組みのひとつとして、Wheeebo(ウィーボ)を開発中だ。Wheeeboは、ビーチや湖など穏やかな水面で、利用者によって様々な楽しみ方を発見してもらう新しいマリンアクティビティだ。 “誰でも、自由に、ワクワクできる”がコンセプトで、主に国内外のを楽しむファミリー層をターゲットに、小学校高学年からシニアまで幅広いユーザーを想定している。使用にあたってライセンス(船舶免許)は不要だ。 サイズは直径140cmと150cmの2種類を設定、用途や体重によって選択する。速度は人が少し速足で歩く速度、ハンドリモコンで2段階に切替えられ、最大速度は3ノット=5.6km/h。駆動は電動モーターで、動力源は専用のニッケル水素バッテリーを搭載、1回の充電で約60分稼働できる。 操縦者が進みたい方向に体重をかけ重心移動させるとセンサーが本体の傾きを検出し、底面に設置されたプロペラの向きを自動制御することで推進する。ヤンマーによると、シンプルで直感的な操作でありながら、乗りこなすためには相応の技術が必要だという。そのため、マリンアクティビティの入門編として幅広いユーザーに新しいワクワク体験を提供できる、とする。 Wheeeboは、ユーザーの潜在課題・ニーズを抽出し、試作を繰り返しながら市場のニーズを反映したソリューションを創出する、デザインシンキング手法を取り入れて開発された。今後は、マーケティングを含めたテスト運用を進め、2020年ハイシーズンからの本格的なサービス展開をめざす。
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