トヨタ、電子部品事業をデンソーに集約 2020年4月

デンソー 本社(参考画像)
  • デンソー 本社(参考画像)
  • トヨタ自動車本社(参考画像)

トヨタ自動車とデンソーは4月5日、両社の主要な電子部品事業をデンソーに集約すると発表した。

現在、電子部品事業は、トヨタ、デンソーの双方で行っているが、両社は昨年6月、両社の主要な電子部品事業をデンソーに集約することについて基本合意し、詳細について検討していた。今回、正式に決定し、事業譲渡契約を締結することで合意。開発機能と生産事業をデンソーに集約する。

両社の主要な電子部品事業を同分野で専門性の高いデンソーに集約することで、スピーディかつ競争力のある開発・生産体制を構築。また、グループ内の重複業務を解消することにより発生したリソーセスをこれからのモビリティの価値向上に向けた新たな領域にシフトする等、リソーセスの最大活用を図りグループ全体の競争力を向上していく。

両社は当初、まず2019年末をめどに生産事業を、その後、2022年以降に開発機能を集約する方向で検討していしたが、円滑な事業譲渡を行い、よりスピーディに新たな体制を実現するため、開発・生産事業をあわせて2020年4月に実施することで合意した。

具体的には、電子部品生産事業については、トヨタの広瀬工場における電子部品の生産をデンソーへ集約。該当する広瀬工場の土地、生産インフラ(建屋、設備、ソフトウェア等)等をデンソーへ譲渡する。電子部品開発機能については、電子部品の開発機能をデンソーへ集約し、該当する図面、開発設備等をデンソーへ譲渡する。

《纐纈敏也@DAYS》

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