メルセデスベンツが『EQ』を日本展開、電動化に伴う包括的なサービス…EQハウスは「成長」する

EQ Houseとメルセデスベンツ日本の上野金太郎社長兼CEO(左)、竹中工務店の大神正篤副社長
  • EQ Houseとメルセデスベンツ日本の上野金太郎社長兼CEO(左)、竹中工務店の大神正篤副社長
  • メルセデスベンツ日本の上野金太郎社長兼CEO
  • 竹中工務店の大神正篤副社長
  • 竹中工務店東京本店設計部の花岡郁哉副部長
  • EQ Houseの内部
  • EQ Houseの内部
  • EQ Houseの内部
  • EQ Houseの内部

メルセデスベンツ日本は3月12日、竹中工務店とコラボレーションをして建設した「EQ House(イーキューハウス)」を13日のオープンに先駆けて報道陣に公開した。モビリティとリビングの未来を具現化したもので、将来のライフスタイルを体験できる施設だ。

「前回の東京モーターショーの際、竹中工務店と話す機会があり、近い未来に私たちのライフスタイル、モビリティとリビングはどうなっていくのだろうか、実際につくってみてはどうかとなり、ともにプロジェクトを実施することになった。今回の設計、施工には数々の世界初の技術が採用されている」とメルセデスベンツ日本の上野金太郎社長兼CEOは話す。

メルセデスベンツ日本は現在、親会社のダイムラー社が提唱したCASE戦略に基づき、「EQ」ブランドを日本で本格展開しようと目論んでいる。しかも、それは電気自動車の留まらず、電動化に伴う新技術やインフラ、関連するサービスを包括した壮大なもの。その象徴として今回、EQハウスを設置することになったわけだ。

設計、施工を担当した竹中工務店も「建築の未来、とりわけモビリティとリビングとの新しい関係をPRする絶好の機会と捉え、当社の先端技術であるIoTや次世代設計施工技術のデジタルデザインビルドを活用して実現した」(大神正篤副社長)そうで、自信作である。

EQハウスの最大の特徴は自ら学び、成長していくこと。AIによって、人とコミュニケーションを取り、その人の好みを学習しながら、快適な環境を生み出していくという。「人とともに成長する生命が宿る建築、これがEQブランドについて私たちがたどり着いた新しい建築だった」と竹中工務店東京本店設計部の花岡郁哉副部長。

EQ Houseの内部同副部長によれば、空間を包むガラスは電気制御によって透明度が変化し、人と日射の両方に反応するそうだ。例えば、眩しいときはガラスが曇り、人が近づくとガラスが透明になる。建物全体はアルミパネルに覆われ、細かな開口が設けられて、木漏れ日のような美しい環境を生み出してくれるという。確かに家の中にいても、何となく自然の中にいるような感覚にさせる。

EQハウスは約2年間の期間限定のオープンだが、「施設内では期間を区切って、さまざまなコンテンツやコラボレーションを実施していきたいと考えている」と上野社長兼CEO。第1弾として、富士通、西川、ABCクッキングスタジオとコラボして、「未来の眠り」をテーマに日中の活動量や食事、寝具、空調など要素を取り入れた「快眠セミナー」を開催する。そのほか、EQ Houseフードメニュー(1100円)も提供する。CASEと結びついた未来のライフスタイルがどういうものか体験したい人は、一度EQハウスを訪れるといいだろう。

《山田清志》

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