車両の人工知能関連技術、特許総合力トップはトヨタ パテントリザルト調べ

トヨタ自動車本社(参考画像)
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パテント・リザルトは、1999年から2019年2月7日までに日本の特許庁で公開された「車両の人工知能関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果を特許・技術調査レポートにまとめた。

ランキングは、機械学習やニューラルネットワークなどを用いた車両にかかわるさまざまな人工知能技術全般について調査することを目的に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。その結果、総合力ランキングでは、1位 トヨタ自動車(トヨタ)、2位 デンソー、3位 本田技研工業(ホンダ)となった。

1位トヨタの注目度の高い特許には、「車両の衝突を予防するために適切な動力制御を行う技術」や、「複数種類の運動制御を実行するために複数のアクチュエータを統合的に制御する装置に関する技術」などが挙げられる。

2位デンソーは、「車両用の電源が瞬断した場合にでも、簡単な構成で安全に通常の制御状態に復帰可能なシステム」や、「内燃機関の噴射量を制御する装置に関する技術」などが、注目度の高い特許として挙げられる。

3位ホンダの注目度の高い特許には、「運転者への注意喚起を有効かつ適切に行うことができる車両の注意喚起装置」や「居眠りや健康状態の急変など、運転者の挙動に応じて車両システムを制御する技術」などが挙げられる。

そのほか、4位 日産自動車は「空燃比の制御精度を向上する技術」などが、5位 三菱電機は「自動車に搭載される電子部品の経変変化による特性劣化を診断する技術」などが、注目度の高い特許として挙げられる。

《纐纈敏也@DAYS》

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