初登場のアストンマーティンはサブブランドのAMRを訴求…東京オートサロン2019

アストンマーティンDB11 AMR
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東京オートサロン2019にアストンマーティンが初出展した。同社のサブブランド「AMR」の訴求が大きな目的だという。

アストンマーティンはジュネーブモーターショー2017においてAMRを発表した。このブランドはアストンマーティンのサブブランドと位置付けられ、「アストンマーティンが持つレースの血統を反映し、モータースポーツからテクノロジーとインスピレーションを受け、全てのラインナップに備えるスポーティな本質の強化を図ることを目的に設立された」とはアストンマーティン・ジャパンマネージングダイレクターの寺嶋正一氏の弁。

具体的には「動力性能を強化し、よりシャープなハンドリングとパワフルなデザインを付与することにより、AMRはアストンマーティンのロードカーを新しいエキサイティングな高みへと導いていく」という。

1913年の設立当初からはじまるアストンマーティンのレース活動を、2004年に設立されたアストンマーティンレーシング以降に絞ってみても、FIAの世界耐久選手権、WECで活躍をつづけ、2016年にはFIAのWEC GTドライバー選手権でタイトルを獲得。同年のルマン24時間耐久レースでも3つのクラスで優勝している。また、アストンマーティンレーシングのGT3、GT4のレースカーは世界中で数多くの勝利とタイトルを獲得してきた。

こういったレース活動からのインスピレーションをベースに開発されたAMRの1台、『DB11 AMR』が今回展示されたクルマだ。動力性能、足回りに特別な仕様が施されているこのクルマの開発は、アストンマーティン本社のエンジニアリングチームが担当した。

アストンマーティン・ラゴンダ・リミテッドビークルエンジニアリングチーフエンジニアのマット・ベッカー氏は、「DB11 AMRは『DB11』シリーズの新しいフラッグシップモデルであり、より大きなパワー、より高い性能、より高いドライビングダイナミクス、そして特徴的な排気音を誇っている」と紹介。

その性能は、「従来の12気筒のDB11に比べて31ps出力を向上させ639psとなり、最高速は時速208マイル、334km/hを誇っている。さらにダイナミクス特性を改良することで、より一体感があるドライビング体験を得られる。即ち、優れたステアリング、乗り心地、ハンドリングのバランスを達成している」と説明。そして、この動力性能をさらに際立たせるために、「『DB11 V12』よりもスポーティなサウンドを奏でる。特にエンジンの中、高回転域を使うアグレッシブなドライビング時における排気音をより強調している」と述べた。

また、もう1台展示されている『ヴァンテージ』は、昨年のWEC上海6時間レースで優勝を飾ったモデルのベースカーであり、「世界屈指のデザインと、パフォーマンス、クラフトマンシップにより見た人に感動と喜びを与えるだろう」と語った。
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《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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