住宅メーカーの積水ハウスは1月8日、アメリカ・ラスベガスで開催されているCES 2019に出展し、「プラットフォームハウス構想」を発表した。国内住宅メーカーの単独出展は初となる。
プラットフォームハウス構想とは、住んでいる人にどのような価値を提供すれば幸せになってもらえるか、ということを考え抜いた結果導き出されたコンセプトだ。
積水ハウス新規事業企画部の草場匡宏部長は、「人生100年時代において、「健康」「つながり」「学び」という無形資産を提供する仕組みとサービスを提供するという提案です」と説明する。
その第一弾としてまず健康をテーマに取り組むという。「エアコンや照明を自動で調節して、快適に暮らせる仕組みを提供するほか、住んでいる方の心拍数などの生体データから、異常を検知した場合は、まずコールセンターから呼びかけを行い、反応がない場合は、緊急の専門機関につなぎます。その際、ドアにカギがかかっている場合はコールセンターから遠隔で開錠する機能も提供します」(草場氏)
積水ハウスはこのプラットフォームハウス構想を、「住まい」の事業モデルを大きく変える新プロジェクトとして取り組んでいくとしている。