大正仕様の門司港駅は2019年3月10日にグランドオープン…6年間の保存修理工事が完了へ

2019年3月に建設時の姿となる門司港駅のイメージ。
  • 2019年3月に建設時の姿となる門司港駅のイメージ。
  • グランドオープン後は水色の部分が新たに供用開始。みどりの窓口では12月1日から観光案内所が開設されている。
  • 2階に入居する「みかど食堂 by MARISAWA」のイメージ。

JR九州は12月21日、鹿児島本線門司港駅の駅舎保存修理工事が2019年3月10日に完了することを明らかにした。大正期の「ネオ・ルネッサンス様式」に復原された駅舎がこの日にグランドオープンする。

門司港駅は1891年4月に九州鉄道の門司駅として開業。今回、大正時代の姿となる駅舎は1914年2月の移転当時を基にしており、その保存修理工事は築100年が迫り老朽化が問題となっていた2012年9月に着手された。

当初は2017年度末での完了を予定していたが、耐震補強工事などの問題から完了時期が2年先延ばしされていた。なお、工事完了後も、駅舎周りの一部は2019年秋頃まで工事が行なわれるという。

グランドオープン後の駅舎は、1階にスターバックスコーヒー門司港駅店が入居し、待合室や展示スペースを設置。貴賓室を含む2階にはレストラン「みかど食堂 by MARISAWA」が入居し、公人の控えの間だった「次室」と呼ばれる部分は、展示スペースとしても使用されるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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