オンライン上で線路のゆがみ量を予測…鉄道メンテナンスがテーマのビッグデータ分析コンテスト 10月1日から

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営業列車に搭載されている軌道変位モニタリング装置の取付位置(左)と装置の状態(右)。
  • 営業列車に搭載されている軌道変位モニタリング装置の取付位置(左)と装置の状態(右)。
  • 線路ゆがみ量の予測イメージ。レール長さ方向の凹凸、レール側面の長さ方向の凹凸、左右レールの高さの差、左右レール間の距離などのデータに基づき、数ヶ月先のレール長さ方向の凹凸を予測する。

JR東日本と経済産業省(経産省)は9月26日、軌道変位モニタリングデータの分析コンテストを実施すると発表した。

これは、経産省が「IoTを活用した先進プロジェクトの創出・社会実装やビッグデータの利活用事例の創出、人材育成・発掘」を目的に2015年から行なっているオンライン上のビッグデータ分析コンテストのひとつ。

4回目を迎える今回のテーマは「インフラメンテナンス・鉄道」で、JR東日本の営業列車の床下に搭載している、線路の状態を遠隔監視する「軌道変位モニタリング装置」から得られた線路のゆがみ量データを基に、数ヶ月先のゆがみ量を予測する「予測部門」、データを活用した分析アイデアを競う「アイデア部門」に分かれる。

実施期間は10月1日から2019年1月10日までで、参加対象は個人・企業・団体を問わない。参加は無料で、経産省のウェブサイト「第4回ビッグデータ分析コンテスト実施サイト」で受け付ける。入賞者は2019年2月下旬に決定される予定。

JR東日本ではこのコンテストを通して「社内外からの知見やアイデアを広く取り入れることで、オープンイノベーションを推進していきます」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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