フロントスピーカー、どう鳴らす?…ヴァイブオーディオ研究

  • カーオーディオシステムにおいてのキーユニット、フロントスピーカーについて研究してきた当連載。その第19回目となる今回は、英国発の実力ブランド、「ヴァイブオーディオ」の製品ラインナップを分析、紹介する。
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ヴァイブオーディオ・BLACKDEATH6C-V6
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  • ヴァイブオーディオ・CVEN63C-V4
  • ヴァイブオーディオ・CVEN62C-V4
  • ヴァイブオーディオ・BLACKDEATH PRO 4T-V1
  • ヴァイブオーディオ・BLACKAIR63C-V6B
  • ヴァイブオーディオ・BLACKAIR6C-V6B
  • ヴァイブオーディオ・SLICK6C-V7
カーオーディオシステムにおいてのキーユニット、フロントスピーカーについて研究してきた当連載。その第19回目となる今回は、英国発の実力ブランド、「ヴァイブオーディオ」の製品ラインナップを分析、紹介する。


■もっとも親しまれているブリティッシュカーオーディオブランドの1つ。

英国のサットン・コールドフィールドに本拠を置くこの「ヴァイブオーディオ」は、日本に紹介されているブリティッシュカーオーディオブランドの中で、もっとも親しまれているメーカーの1つだ。

設立は1993年。他のカーオーディオブランドと比べて、比較的に歴史は浅めだ。しかしながら、ここに至るまでの過程において印象的なエピソードをいくつか残し、名前の浸透度は世界的に見てなかなかに高い。まずは設立の翌年に、「Turbo Port」という名の、フレアポートをデュアルで装着するという独特なサブウーファーエンクロージャーを発表し、世界のオーディオ関係者を驚かせた。

そして2005年には、世界最大級のエレクトロニクスショーである『CES』に、40フィート(約12m)にも及ぶ巨大なベーストンネルを出展。これをもって「ヴァイブオーディオ」の名は、さらにオーディオファンの脳裏に焼き付けられることとなる。

これらのエピソードから受けるイメージのとおり、「ヴァイブオーディオ」のラインナップの中にはパワフルサウンドを信条とする製品が多い。ネーミングからして力強く、ビジュアルからもパワフルさを想起させるモデルが多めとなっている。

それと同時に、リーズナブルであることもアイデンティティの1つとしている。高額な製品はほとんどラインナップせず、コストパフォーマンスの高いモデルを充実させている傾向が強い。


■旗艦ラインは、音質性能の高さを強くアピールする『CVENシリーズ』。

それでは、同社のスピーカーのラインナップを具体的に見ていこう。まずはトップエンドとして君臨しているこちら、『CVEN(シーベン)シリーズ』から。

なお同シリーズは、「ヴァイブオーディオ」の製品中で比較的に新しいラインであり、意欲作ともなっている。というのも、先に記したとおり、「ヴァイブオーディオ」と言えば力強さを前面に打ち出したモデルが多いのだが、当シリーズは音質性能の高さを強くアピールするラインとなっているのだ。

そして、製品のジャンルが多岐に渡っていることも当シリーズの特長だ。スピーカーにとどまらず、パワーアンプ、ユニットサブウーファー、そしてコンプリートウーファーボックスまで多彩に展開されている。

スピーカーは2モデルが用意されている。1つが16.5cm3ウェイコンポーネントスピーカーである『CVEN63C-V4』(税抜価格:16万2000円)、もう1つが16.5cm2ウェイコンポーネントスピーカーである『CVEN62C-V4』(税抜価格:11万円)だ。なお当機は、権威有る欧州のアワード『EISA(ヨーロピアン・イメージング・アンド・サウンド・アソシエーション)』のインカーエレクトロニクス部門において、インカ―スピーカーシステム/ベストプロダクト2017-2018を受賞している。その品質にはお墨付きが与えられている、というわけだ。

しかし、そのような実力機でありながらも、至ってリーズナブル。手頃で、かつ信頼できるミドルグレードスピーカーを探しているというのなら、『CVENシリーズ』のチェックはマストだ。


■もっとも「ヴァイブオーディオ」らしいラインとも言える『BLACKDEATHシリーズ』。

それに続くのが『BLACKDEATH(ブラックデス)シリーズ』だ。このなんとも不穏な名前を持つ同ラインは、もっとも「ヴァイブオーディオ」らしいラインとも言っていいだろう。ネーミングのインパクトの強さ、コストパフォーマンスの高さ、サウンドの力強さ、こういった「ヴァイブオーディオ」らしさが、すべて備えられている。

ラインナップ中のコンポーネントスピーカーは1タイプ。16.5cm2ウェイの『BLACKDEATH6C-V6』(税抜価格:5万円)が用意されている。

そして、それ以外のモデルがさらに「ヴァイブオーディオ」らしい。コアキシャルスピーカーは珍しい6×9インチのスクエアタイプ(ツィーター部分は脱着可能)で、ビジュアル的にもインパクトが強い。また、“プロオーディオ”モデルも計6モデル用意されている(すべてスピーカーユニット1個単位で販売されている)。これらはみな音飛びの良さを特長としていて、外向きオーディオ愛好家からの評価も上々だ。

それに『BLACKAIR(ブラックエア)シリーズ』が続く。こちらは、1タイプの16.5cm3ウェイコンポーネントスピーカー(『BLACKAIR63C-V6B』税抜価格:6万円)と、2タイプ16.5cm2ウェイコンポーネントスピーカー(『BLACKAIR6C-V6B』税抜価格:3万6000円、『BLACKAIR6C-V2』税抜価格:2万2000円)とでシリーズが構成されている。

そして最エントリーラインとなるのが、『SLICK(スリック)シリーズ』だ。当ラインには16.5cm2ウェイコンポーネントスピーカー『SLICK6C-V7』(税抜価格:2万円)と、2タイプのコアキシャルスピーカーとが用意されている。

リーズナブルな価格ながら、実のあるスピーカーを多々取り揃えている「ヴァイブオーディオ」。人とは違う個性的なスピーカーをお探しならば、「ヴァイブオーディオ」のラインナップをひととおりチェックすることも、お忘れなきように。

フロントスピーカー、アナタならどう鳴らす? 第19回「ヴァイブオーディオ研究」

《太田祥三》

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