マクラーレンオートモーティブは7月11日、マクラーレン『600LT』(McLaren 600LT)の性能を公表した。実車は6月12日(日本時間6月13日)、英国で開幕する「グッドウッドフェスティバルオブスピード2018」で初公開される予定。
600LTは、マクラーレン『570Sクーペ』をベースに、さらなる高性能を求めて、パワフルなエンジンを軽量ボディに組み合わせたモデル。車名の「LT」とは、伝説的なレーシングカー、マクラーレン『F1 GTR ロングテール』に由来する。
マクラーレン600LTでは、3.8リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンをチューニング。冷却システムに改良を施し、エキゾーストシステムの背圧を低減するなどして、最大出力600ps、最大トルク63.2kgmを引き出す。
600LT専用のカーボンファイバー製ボディパネルを採用。乾燥重量は1247kgと、570Sクーペに対して96kg軽量化された。フロントリップスポイラー、サイドシル、ディフューザー、固定式リアウィングなどを専用装備。これによってダウンフォースを引き上げた。
今回発表されたマクラーレン600LTの性能は、0~100km/h加速が2.9秒、0~200km/h加速が8.2秒、最高速が328km/hというもの。ベース車両のマクラーレン570Sクーペを大きく上回るスペックを獲得している。