ちなみに今年3月末の富士テストでは、今回のテストを担当している野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が現行マシンのSF14・ホンダで1分21秒台の1番時計をマークしているが、これと比べるのは温度条件や路面コンディション、そしてテストメニュー等の面でも新車SF19があまりに不利。重要なのは、もともと天候が良くないと見られていた2日間のなか、野尻が「何事もなく、(SF19の)個性や特性をある程度知ることができたと思います。いい時間を過ごせました」と語っていることだろう。状況なりに順調、と解釈できる。トラブルで長時間走れなくなるようなこともなかった。