警視庁、「出頭」拒否の525人の交通違反者を逮捕[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年7月5日付

●原油上昇米政権の影、OPEC合意後、「イラン産禁輸」が拍車(読売・9面)

●ガソリン価格2週連続下げ(読売・9面)

●中国の自動運転バス日本へ、百度・ソフトバンク系年度内に実験(朝日・9面)

●米の新車販売前年比1.9%増、上半期(朝日・9面)

●トランプ大統領がハーレー移転批判、「二輪他社の米誘致検討」(毎日・6面)

●お盆の高速道、11、12日は平日料金、休日割引前倒し、渋滞緩和を狙う(東京・2面)

●交通違反者525人逮捕、警察庁、6月の強化月間まとめ、「出頭」応じず(東京・22面)

●鉄道博物館体験を充実,新館きょう開業(日経・35面)

●トヨタの未来、全方位戦略を「微修正」(日経・35面)

ひとくちコメント

交通違反者が出頭しなかった理由として「仕事などで忙しがった」が41%、「お金がなかった」が31%を占めたそうだ。警視庁は6月の交通違反者への追跡捜査強化月間に伴い、交通違反をしたのに反則金を納めず、出頭要請にも応じなかった道路交通法違反の疑いの男女525人を逮捕したという。

きょうの東京が取り上げているが、違反者の逮捕は昨年より9人多かったそうだ。違反別では速度超過が90人で最多で、一時不停止が87人、通行禁止が83人、携帯電話使用が81人と続いているという。

反則金を支払わなかった交通違反者には、はがきや電話で出頭を要請し、事情を聴取し、6月には警察官が直接面会して出頭を促したが、それでも出頭に応じない場合、逮捕に踏み切るそうだ。

逮捕されると、その日のうちに簡易裁判所で罰金の略式命令が出て、釈放されるものの、反則金と違って刑事罰を受けた“前科者”になるので要注意だ。出頭しない理由が「忙しい」「お金がない」が大半を占めているようだが、それが本音かどうかはわからない。違反者の肩を持つつもりはないが、一時不停止などでも「まさか、こんな場所で取り締まるとは」と、狙いうちされたような反則切符に納得できない違反者も少なくないのだろう。

《福田俊之》

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