6月に発表された、アウディの新フラッグシップ・クロスオーバーSUV『Q8』。その頂点に位置する高性能モデル『RS Q8』の姿を、早くもほぼフルヌードの状態で捉えた。大迫力のエクステリアに加え、その強力なパワーでもライバルを圧倒する。
Q8は、アウディSUV「Qシリーズ」の最上位かつ最大のモデルだ。SUVの実用性に4ドアラグジュアリークーペの華麗なデザインを融合させている。従来のアウディデザインにとらわれない強烈な個性を持つエクステリアが特徴だが、オーストリア・アルプスで捉えたプロトタイプは、さらなる異彩を放っていた。
ボディにはカモフラージュが施されているものの、六角形パターンを持つグリル、大型化されたコーナーエアインテーク、リップスポイラーが確認出来る。また専用の大径スポーツホイール、6ピストンキャリパーのブレーキ、楕円形のツインエキゾーストパイプを装備しており、このモデルが「RS」であることを主張している。完成度から見て、市販型の最終プロトタイプというところか。
注目のパワートレインは、ランボルギーニ『ウルス』と共有する4リットルV型8気筒ツインターボが予想されている。最高出力はウルスの650psを下回る600ps程度と噂されているが、それでも、ライバルとなるBMW『X6M』の575ps、メルセデスAMG『GLE 63』次期型の571psを圧倒する馬力を誇るスーパーSUVと言えるだろう。
またキャビンには、高精細デュアルタッチスクリーン、アルカンターラ・ステアリングホイールなどが装備されるはずだ。
ワールドプレミアは、早くて2018年9月以降。遅くとも2019年3月のジュネーブモーターショーまでには発表されるはずだ。