グッドイヤーは6月12日、米国ミシガン大学が主導する官民研究プロジェクトの「Mcity」(エムシティ)に参画し、自動運転車やコネクテッドカーの研究開発を強化すると発表した。
Mcityは、実際の市街地や郊外の道路環境を再現した走行実験施設。ここでは、コネクテッドカーや自動運転車両の実証試験を行うことができる。
Mcityに参画している企業は、自動車メーカー、自動車部品サプライヤー、チップやハードウェアメーカー、保険会社、先進モデリング、ビッグデータ収集、高度道路交通システムなどの技術開発に従事する合計およそ60社。グッドイヤーは、この研究に参画している唯一のタイヤメーカーとなる。
グッドイヤーは今後、Mcityの試験施設において、電動車や自動運転車両のテスト走行を実施。インテリジェントタイヤとそのセンサー技術をさらに発展させ、タイヤと路面、タイヤと車両、最終的にはタイヤと顧客との連携を管理することで、グッドイヤーの役割を拡大させることを目指す、としている。