そんな混乱も経たのち、ソフトを履くことが可能になるQ2~Q3を戦い抜いてポールポジションを獲得したのは#5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)だった。Q3では後続に0.247秒という、1周が短いSUGOでは決定的ともいえる差をつけての今季初ポールである。タイムはニューレコードとなる1分04秒694。
一方で予選2~3位にはSF初優勝を目指す実力者がつけて、虎視眈々だ。2位はF1表彰台経験者、SF参戦4年目となる#18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG/トヨタ)、3位は昨季GT500王者で今季SFに復帰した#20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)。ともにSFでの優勝がまだないのが不思議なくらいの存在だ。