SUBARU(スバル)の吉永泰之社長は5月11日に都内で開いた決算会見で、『XV』をベースにしたプラグインハイブリッド車2018年中に米国で発売することを明らかにした。トヨタ自動車のハイブリッドシステムにスバルの水平対向エンンジンを組み合わせることも披露した。吉永社長は「『クロストレック(日本名スバルXV)』をベースモデルとして、トヨタ自動車のハイブリッドシステム(THS)を搭載したプラグインハイブリッドを2018年内に米国で販売を開始する。エンジンは水平対向エンジン」と述べた。スバルは米国のZEV規制への対応として2018年にプラグインハイブリッドモデルを投入することを表明していたが、具体的なモデルを示したのは今回が初めて。また2018年の新車投入計画について吉永社長は「(新型SUVの)『アセント』の生産を5月7日から米国の工場で開始した。米国で好評に受け入れて頂いているので、非常に期待している。投入国は米国とカナダ。また5代目となる『フォレスター』を国内を皮切りに世界でフルモデルチェンジする」と話した。6月22日開催の株主総会を経て吉永泰之社長は会長に退くため、この日は社長として最後の会見となる。「ここ数年、商品もヒットし、工場もフル操業で回り、アメリカのインセンティブも少ない状況の中で、やはり企業の実力が伴っていなかった。真の実力がついていけなかったことを最も強く感じている」と吉永社長は振り返った。続けて「やはりまだ100万台を何の問題もなく最高の品質で造り続けるだけの力が、当社あるいは取引先を含めたグループとしての力がまだ十分に至っていなかった。そのことがここ最近のクレームの多さとかに表れていると思っている。それは完成検査の問題でもやはり仕事の進め方につたないところがあったと思っている」とも。その上で「まずは実力をとにかくあげる。おそらく今までやってきた方向は間違っていないと思っているので、実力を付けながらスバルというブランドをさらに魅力的にしていって、利益率ももう一度上げられるようにしたい」と語り、会長就任後は会社の実力を高めることに専念することを改めて強調していた。
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