公道を走行するカート…安全基準を強化へ、保安基準を改正

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公道カートの例 (c) Getty Images
  • 公道カートの例 (c) Getty Images
  • 安全対策後のカート(イメージ)

国土交通省は、道路運送車両の保安基準の一部を改正し、公道を走行するカートについて他の交通からの視認性の向上や、シートベルト設置義務化すると発表した。

公道を走行するカートについては、外国人観光客を中心とした運転者による利用が増加しているが、それに伴って都内をはじめ複数の事故が発生している。

こうした状況を踏まえ、今回、カートの安全確保策を講じるため、道路運送車両の保安基準を改正し、三輪・四輪の原動機付自転車の安全基準を拡充・強化する。

他の車両からの視認性の向上対策として地上から1メートル以上の高さにおいて、前後・左右から見ても一定の面積が視認できる構造とする。夜間被視認性を向上するため、尾灯を構造物の最大高さ付近に取り付けを義務付ける。

乗員保護に関する安全性向上対策として2点式または3点式座席ベルトの装備を義務付ける。ヘッドレストの装備も義務付ける。かじ取り装置が衝撃を吸収する構造とする。このほか、車体からタイヤが突出しない構造となっていることとする。

適用時期は視認性向上部品や夜間視認性向上部品の装備が2020年4月1日、ヘッドレストやかじ取り装置、車体構造について新車への適用が2021年4月1日とする。

《レスポンス編集部》

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