福祉車両販売台数2.2%減の4万3494台、軽自動車は好調 2017年度

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スズキ・スペーシア 車いす移動車
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日本自動車工業会が発表した2017年度(2016年4月~2017年3月)の福祉車両販売台数は、前年度比2.2%減の4万3494台で、微減ながら3年連続のマイナスとなった。

需要の主力である「車いす移動車」は、ほぼ前年度並みの水準を維持したが、普通・小型自動車が「車いす移動車」以外で伸び悩んだ。

車種別では、普通・小型自動車が同5.5%減の2万3040台で2年ぶりのマイナス。福祉施設等の需要が多い「車いす移動車」や「送迎車」は好調に推移したが、個人需要が多い「昇降シート車」や「回転シート車」は前年度を下回った。

軽自動車は同4.7%増の1万4446台で3年ぶりのプラス。相次ぐ新型車投入効果により、「車いす移動車」「昇降シート車」「回転シート車」全区分で前年度を上回った。特に個人需要が多い「回転シート車」「昇降シート車」は2桁の伸びとなり、軽自動車全体の需要を押し上げた。

バスは同4.8%減の6008台で3年ぶりのマイナス。乗合バスのバリアフリー化施策によるノンステップバスへの代替需要は一段落したものの、微減ながら2016年度に続いて6000台超えとなり、高水準で推移している。

《纐纈敏也@DAYS》

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