JR東日本千葉支社は4月20日、千葉県の幕張新都心拡大地区に新駅を設置する基本協定書を「幕張新都心拡大地区新駅設置協議会」と締結したと発表した。
この新駅は、2013年、千葉市美浜区にオープンした大型商業施設「イオンモール幕張新都心」前に設ける京葉線の駅で、2015年12月には千葉市・習志野市・イオンモール・千葉県の4者が「幕張新都心拡大地区新駅設置調査会」を設置。2016年1~5月に測量・地質調査が、同年5~12月に基本調査が行なわれた。
基本調査はJR東日本に依頼して行なわれたが、同社が昨年1月に出した調査結果によると、新駅の位置は京葉線海浜幕張駅(千葉市美浜区)と新習志野駅(千葉県習志野市)のほぼ中間地点にある千葉市美浜区浜田2丁目付近で、施設は海側に設置される駅舎と全長210mほどの上下ホーム、新駅東側に設置する自由通路などとなっている。
新駅設置に要する概算事業費は180億円程度で、工期は駅部分を約6年、自由通路を約7年としている。
これを受けて、昨年12月には、千葉県・千葉市・イオンモールの3者からなる「幕張新都心拡大地区新駅設置協議会」が設立され、今年1月には新駅設置を正式にJR東日本へ要請。同社は検討を進めた結果、設計および工事費の6分の1程度を負担することで合意した。
これにより、今年度は概略設計が行なわれる予定となっている。