ランボルギーニ幻の名車「イオタ」復活間近か。『アヴェンタドールSV』の後継モデルと思われる『アヴェンタドール SV JOTA』(仮称)が、ニュルブルクリンク北コースで高速テストを開始した。
ランボルギーニ開発車両の定番、唐草模様風から一転、ワイルドな迷彩カラーで出現した。
近年のランボルギーニは、往年の『カウンタック』や『ディアブロ』と比較してデザインがおとなしくなったと批判もあった。しかし、リップスポイラー、巨大なサイド・エアスクープ、リアディフューザー、リアウィングなどを装備したエクステリアからは、かなりアグレッシブなデザインが期待出来そうだ。またセンタロックホイールや『ウラカン ペルフォマンテ』同様のツインエキゾーストパイプも確認出来る。
注目は「ALA」(エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーバ)システムの搭載だ。高速コーナーなどで高いダウンフォースを得るだけでなく、加速や直線高速時などはフロントから車体底部へ空気を流しあらゆる走行状況でベストな走りを実現する。ニュルの高速テストではこの「ALA」システムを十分に発揮し、BMW『Z4』新型のテスト車両を抜き去る場面も見られた。
パワートレインは、6.5リットルV型12気筒自然吸気エンジンが予想されており、最高出力は800ps近くに向上。0-100km/h加速は2.8秒、最高速度350km/h以上のハイパフォーマンスとなることが期待されている。
ワールドプレミアは、早ければ10月のパリモーターショー、又は2018年後半が予想されているが、遅れれば2019年3月のジュネーブモーターショーの可能性もある。