ロシア新車販売21%増の39万台、トヨタ/日産はひと桁台のプラス 2018年第1四半期

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欧州ビジネス評議会(AEB)は4月5日、2018年第1四半期(1~3月)のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、39万2920台。前年同期比は21.7%増と、2桁増を達成した。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。第1四半期は7万9114台を販売。前年同期比は29%増と伸びた。販売の主力は『Granta』で、前年同期比16.1%増の2万0557台。『ベスタ』は前年実績の60%増の2万4333台と好調。

2位は韓国のヒュンダイ傘下のキア。第1四半期は5万2201台を売り上げ、前年同期比は40%の大幅増。コンパクトカーの『リオ』が2万5370台で、第1四半期のロシアベストセラー車に。前年同期比は20.2%増と伸びた。

3位は韓国のヒュンダイ。その販売台数は3万8891台。前年同期比は29%増と伸びる。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、1万4470台で、前年同期比は14.2%増。新型SUVの『クレタ』は、前年同期比39%増の1万5764台を売り上げる。

4位はルノー。第1四半期実績は3万3195台。前年同期比は27%増と好調。『ダスター』が、前年同期比19.4%増の1万0270台と回復。新型SUVの『キャプチャー』も、前年同期比27.5%増の7659台と好調。

5位は、フォルクスワーゲン。第1四半期は2万1294台を売り上げ、前年同期比は19%増。主力の『ポロ』が1万1558台を売り上げ、前年同期比は14.4%増と支持を集める。

6位はトヨタで、第1四半期は2万0587台を販売。前年同期比は4%増と、前年実績を上回る。『カムリ』が前年同期比9%減の6021台と後退。『RAV4』も6.7%減の6646台と落ち込む。

7位は日産。第1四半期は1万8084台を販売し、前年同期比は3%増だった。『キャシュカイ』が4.1%減の4850台、『エクストレイル』が6.3%減の5255台と、主力SUV2車が減少している。

2017年のロシア新車販売台数は、商用車を含めて159万5737台。前年比は11.9%増と、5年ぶりに前年実績を上回った。

《森脇稔》

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