ヤマト運輸、SD正社員前提に採用転換 有期雇用の一部も正社員化も

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ヤマト宅急便(参考画像)
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ヤマト運輸は16日、今年5月16日以降に入社するSD(セールスドライバー)を原則、正社員とすることを明らかにした。また現在、有期雇用されているSDも、正社員化する方向だ。

宅急便の集荷や配達を行うのが、SDの主な仕事だが、現行制度にはマネージ社員とキャリア社員という2種類がある。1年更新の有期雇用で採用されたSDは、最初にキャリア社員となる。約2年の勤務の後、マネージ社員チャレンジ制度で正社員登用されていた。

「同じSDでも、マネージ社員はその名の通り、将来役職者となり他の社員をとりまとめる役割が期待されて、与えられた仕事がこなせるというキャリア社員とは役割が違っていた」(広報戦略部)

しかし、今後も増え続ける荷物に安定的に対応し、よりよい人材の確保、雇用環境の整備について労使で協議を続ける中で、正社員化に踏み切ることを決断した。

今後は本人が希望しない限り、SDのキャリア社員はなくなり、マネージ社員になる。また、SDのほかにも、内勤事務や荷物の修正拠点(ベース)などで働く有期雇用についても、その一部を同日付で正社員化する。

同社の従業員は約17万人で、そのうちパートタイムで働く10万人を除いた7万人が、正社員と有期雇用の社員。正社員化が見込まれるのは、SD3000人、そのほかの職種で2000人の約5000人だ。関連費用については非公開。

「正社員としての採用を求める人の関心が高まり、さらに入社後もステップアップする可能性があることでモチベーションが高まれば、当社としてもよりよい人材の継続的な採用につながる」(前同)と、期待を込める。
《中島みなみ》

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