【INDYCAR 第1戦】ブルデーが2年連続開幕ウイン、ホンダ勢トップ6独占…琢磨は不運遭遇で12位

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ

2年連続で開幕戦を制した#18 ブルデー。
  • 2年連続で開幕戦を制した#18 ブルデー。
  • 2年連続で開幕戦を制した#18 ブルデー。
  • 2年連続で開幕戦を制した#18 ブルデー。
  • #30 佐藤琢磨は決勝12位。
  • 決勝2位の#15 レイホール。
  • 左から2位レイホール、優勝ブルデー、3位ロッシ。
  • 最終盤の#6 ウィッケンズと#27 ロッシのアクシデント。
  • 惜しくもデビュー戦勝利を逃した#6 ウィッケンズ。
インディカー・シリーズの今季第1戦決勝が現地11日に米フロリダ州のセント・ピーターズバーグ特設ストリートコースであり、セバスチャン・ブルデーが2年連続で開幕戦を制した。ホンダ勢はトップ6を独占。佐藤琢磨は他車に追突される不運があり、最終結果12位。

好天のもとでの今季オープニングレース(110周)は、序盤~中盤にアクシデント等によるフルコースイエローコーション(全車スロー走行)が相次ぎ、ピット戦略も入り乱れていく展開となった。そのなかでレースをほぼ支配し続けたのは、ポール発進の新人ロバート・ウィッケンズ(#6 Schmidt Peterson Motorsports/ホンダ)だった。

インディカーでは新人とはいえ、ウィッケンズは欧州のハコ車トップカテゴリーのひとつ「DTM」からの転向選手で、向こうでは優勝経験もある実力者。高い力量をいきなり見せつけ、今季のインディカーに新風を吹き込んだといえよう。しかし、最終盤に再び連続発生したフルコースイエローからのリスタートに暗転が待っていた。

残り2周でのリスタート直後に、首位ウィッケンズと2番手のアレクサンダー・ロッシ(#27 Andretti Autosport/ホンダ)が接触、ウィッケンズのマシンはスピンしてウォールにヒットし、ストップしてしまう。彼はデビュー戦でのポール・トゥ・ウインという快挙を寸前で逃すこととなったのである。

ウィッケンズによれば、最後のリスタートに関しては直前の隊列走行を率いていたオフィシャルカーのランプによる合図に不正確なところがあり、それによってうまくリスタートできなかった面もあったという。いずれにしても残念な結末となり、「レースを通して(ほぼ)トップを走りながら、ゴールできなかった。こんなことはもう2度と経験したくない」と、ウィッケンズは無念の思いを語っている(ウィッケンズのリザルトは18位)。

そしてウィッケンズとロッシの交錯を尻目にトップ浮上を果たしたのが、セバスチャン・ブルデー(#18 Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan/ホンダ)だった。これでブルデーは2年連続の開幕戦勝利である。

優勝した#18 ブルデーのコメント
「とても感動的な勝利だ。私は昨年、インディ500の予選でのアクシデントで何カ所か骨折をして、レースをしばらく休んだからね。今日の勝利はカムバックしてから初めてのものであり、しかも今回は、ホンダ初のインディカー・チャンピオンとなったジミー・バッサーらが加わった新体制での初レースでもあった。我々は小さなチームだけれど、スタッフ全員がハードワークをこなしたことで手にできた勝利だと思う」

昨年は最後尾グリッドから、そして今年も予選14位からと、ブルデーは2年続けて大幅ポジションアップを果たしての開幕戦連覇であった。

決勝2位は佐藤琢磨のチームメイト、グレアム・レイホール(#15 Rahal Letterman Lanigan Racing/ホンダ)。3位にはロッシが入り、4位はウィッケンズの僚友ジェームズ・ヒンチクリフ(#5 Schmidt Peterson Motorsports/ホンダ)。以下、5位がライアン・ハンターレイ(#28 Andretti Autosport/ホンダ)、6位はスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/ホンダ)で、ホンダ勢が6位までを占めた。シボレー勢最上位は前年王者ジョセフ・ニューガーデン(#1 Team Penske)の7位。

予選5位だった佐藤琢磨(#30 Rahal Letterman Lanigan Racing/ホンダ)は序盤戦を4~6番手で進めていたが、レースの3分の1が終わろうかという頃、ピット戦略の絡み等で10番手前後を走っていた時にディクソンに追突される格好でスピン、ここで20番手あたりまで大きく遅れてしまうことに。最終結果は12位だった。

#30 佐藤琢磨のコメント
「荒れたレースになりましたね。序盤のペースは良く、コース上でバトルできたのは楽しかったのですが、ディクソンに後方からぶつかられ、右リヤタイヤがパンクし、ディフューザーにもダメージを負いました。その後は苦しい戦いになり、ピットタイミングをずらしてチャンスをつかむことにもトライしましたが、タイミング良くフルコースコーションが出ることもなく、トップグループに復活することはできませんでした」

「チームメイトのグレアムは(最後尾発進から)見事2位でフィニッシュしました。彼には心からおめでとうと言いたいですね。この週末、私たちはとても多くのデータを収集し、本当に多くを学べたと思います。ポジティブに思えることはたくさんありますから、これからもプッシュし続けます」

次戦は2月の合同テストで琢磨がトップタイムを記録したオーバルコース、ISMレースウェイ(アリゾナ州)が舞台となるだけに、逆襲への期待も膨らむ。第2戦「フェニックス・グランプリ」は4月7日決勝の予定だ。
《遠藤俊幸》

編集部おすすめのニュース

特集