VWは2025年に EV 比率を25%まで高めるという戦略目標を掲げており、ハイブリッド車両はおよそ30%と想定。これは、現在バッテリーEVとプラグインハイブリッドのシェアが約3%なのでとても高い目標直である。一方、内燃機関系のパワートレインは75%程度(含むハイブリッド)で、内燃機関のさらなる開発が不可欠であることを明示しているのだ。
まず酸化触媒をターボの真下に置いたことで、素早く作動温度に達しHCとCOの高い変換率を実現。そしてSCRコーティングしたDPFを酸化触媒の下流に配置したことで、微粒子とNOxの双方を効率的に低減している。さらに、NOxを90%低減するためにSCRシステムにはAdBlueを使用。AdBlueの消費量目安は1000 km 走行ごとに最大1.5リットルから2リットルを消費するという。つまり、「9,000kmから1万5000km走行ごとにAdBlueの補充が必要ということだ」と山神氏はいう。