101系が701系に変身…西武鉄道、多摩湖線と多摩川線で「赤電」復活

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「赤電」塗装の701系。このほど101系が同じ塗装に変更される。
  • 「赤電」塗装の701系。このほど101系が同じ塗装に変更される。
  • 多摩川線で運転されている伊豆箱根鉄道とのコラボ電車は運転期間を延長し、多摩湖線に移る。
  • 101系は2001年にもイベント企画として「赤電」塗装に変更されたことがある。写真はそのときのもの。

西武鉄道は12月7日、101系電車1編成を701系電車の「赤電」塗装に変更すると発表した。まず多摩湖線で運転し、その後は多摩川線で運転される。多摩川線で現在運転されている伊豆箱根鉄道との「コラボ電車」も運転期間を延長し、多摩湖線で運転される。

西武の701系は1963年にデビューし、1997年までに西武線から引退した通勤形電車。デビュー当初は赤とベージュの2色で塗装され、「赤電」と呼ばれていた。これに対して1969年にデビューした西武101系は、黄色をベースとした塗装を採用。その後は1992年に6000系電車が登場するまで、黄色ベースの塗装が西武通勤車の標準になった。

西武鉄道は「多摩川線開業100周年イベントの際のアンケートで、西武鉄道701系のデビュー当時の色であるレッド×ベージュ色の赤電色(通称=赤電)の復活塗装を希望されるご意見が多かった」とし、101系に「赤電」の塗装を施すことにしたという。101系は2001年にも1編成がイベント企画で「赤電」塗装に塗り替えられたことがある。

101系「赤電」は12月17日から2018年1月19日まで、多摩湖線の国分寺~西武遊園地間で運転される。その後は2018年1月24日から当面の間、多摩川線の武蔵境~是政間で運転される予定だ。

一方、多摩川線では現在、多摩川線開業100周年と西武グループの伊豆箱根鉄道創立100周年を記念し、101系の1編成を伊豆箱根鉄道駿豆線1300系電車と同じ塗装に変更した「伊豆箱根鉄道創業100周年コラボレーション色電車」が運転されている。当初は12月31日まで運転される予定だったが、西武鉄道は好評だとして運転期間を2018年1月19日まで延長。1月24日からは「赤電」と入れ替わる形で多摩湖線で運転される。

《草町義和》

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