ホンダ、新ドライビングシミュレーター技術を導入…自動運転などの研究開発に

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ホンダR&Dヨーロッパが導入する新ドライビングシミュレーター技術「DiM250」のイメージ
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ホンダの欧州部門は12月4日、「DiM」(ドライブ・イン・モーション)と呼ばれる画期的なアーキテクチャをベースにした新しいドライビングシミュレーター技術を導入すると発表した。

ドライビングシミュレーター技術のDiMは、自動車メーカーがバーチャルなプロトタイプと実際のテストとのギャップを埋めることを可能にするもの。従来のシミュレーターと比較して大幅にコンパクトで、コストが抑えられるメリットがある。

今回、ホンダのR&Dヨーロッパが、「DiM250」を導入することを決定。新しいシミュレーターは2018年後半、ドイツ・オッフェンバッハのホンダR&Dヨーロッパのテクニカルセンターに配備される予定。

多くの運転シミュレーターは、フライトシミュレーターから得られたモーションテクノロジーを利用し、6つのアクチュエーターを使う。しかし、DiM250では9つのアクチュエーターを使用しているのが特徴。1台のシミュレーターで、車両の乗り心地、操作性、加速性を正確に再現することができるという。

ホンダR&Dヨーロッパは、DiM250を主に車両ダイナミクスなどの研究開発に使用。自動運転を含めた先進運転支援システム(ADAS)、ヒューマン・マシン・インターフェイス、パワートレイン技術の設計プロセスの初期段階で利用していく。

《森脇稔》

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