スズキは11月2日、2017年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は1兆8310億円(前年同期比+22.2%)、営業利益は1728億円(+49.7%)、経常利益は1868億円(+53.4%)、四半期純利益は1042億円(+4.3%)だった。
四輪車事業は、昨年度に投入した『ワゴンR』『スイフト』など新型車が貢献し、国内売上高は前年同期を上回った。海外売上高もインドや欧州等での販売増等により前年同期超え。この結果、四輪車事業の売上高は前年同期比22.0%増の1兆6691億円となった。営業利益は日本、アジア、欧州での損益改善等により同48.5%増の1624億円となった。
二輪車事業は、新型スーパースポーツ『GSX-R1000』や新興国向けスポーツバイク『GSX-R150』の販売貢献等により、売上高は同28.8%増の1244億円。営業利益も前年同期の営業損失7億円から37億円の黒字へ転換した。
特機等事業は、売上高は船外機の欧州向け輸出の増加等により同8.4%増の376億円。営業利益は諸経費等の増加により同1.4%減の68億円となった。
全体では、国内における軽自動車販売増加やインド、欧州等での四輪車や二輪車の販売増により売上高は22.2%の増加。営業利益は日本、アジア、欧州での損益改善等により49.7%の増益となった。
通期連結業績見通しは、第2四半期の実績および、販売台数や為替レートの見直しを踏まえて上方修正。売上高は3兆6000億円(前回予想比+2000億円)、営業利益3000億円(+600億円)、経常利益3200億円(+650億円)、純利益1800億円(+350億円)とした。