瑠璃色『いなほ』10月27日デビュー…JR東日本、E653系塗装変更の第1弾

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瑠璃色に塗り替えられたU106編成のイメージ。10月27日から運用される。
  • 瑠璃色に塗り替えられたU106編成のイメージ。10月27日から運用される。
  • 羽越本線を走るE653系1000番台。特急『いなほ』を中心に運用されている。

JR東日本の新潟支社は10月23日、白新線・羽越本線の特急『いなほ』を中心に運用しているE653系電車1000番台56両(7両編成8本)のうち、1本(U106編成)の車体塗装が瑠璃色に変更されて車両工場を出場したと発表した。10月27日から運用される。

E653系は1997年、常磐線の特急用としてデビューした車両。その後、常磐線の特急をE657系電車に置き換えることが計画され、E653系は2012年から新潟地区に移って『いなほ』などで運用されている。これに伴い車両番号を1000番台に変更し、耐寒耐雪仕様を加えるなどの改造が施された。

車体も日本海の夕日をイメージした塗装に変わったが、このうちU106編成とU107編成の2本を別の塗装に変更することが決まり、瑠璃色に塗り替えられたU106編成が出場した。新潟支社は「沿線の大きな魅力ある『海』の色を日本の伝統色でもある透明感に加え幻想的な深海色である瑠璃色で表現しました」としている。

塗装変更後最初の営業運用日は10月27日で、新潟10時58分発の酒田行き『いなほ3号』と、酒田15時57分発の新潟行き『いなほ12号』で運用される予定。両列車ともデビュー記念のポストカードが車内で配られる。『3号』は村上~府屋間、『12号』は府屋~村上間を走行中に配布される。

残るU107編成はハマナス色に塗り替えられ、12月に出場する予定だ。

《草町義和》

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