NTTドコモは、クルーズ船の外国人客を対象とした相乗りタクシー調査の提供に協力すると発表した。
相乗りタクシー調査は、JTB中国四国が受託した中国運輸局・山陰インバウンド機構の2017年度広域周遊ルート形成促進事業「宿泊施設での外国人実態調査及び消費拡大のための実証調査」で実施するもの。
JTB中国四国は、9月26日と10月6日に、鳥取県境港市に寄港するコスタクルーズの「コスタ・ネオロマンチカ」の外国人客に対して、オンデマンド型相乗り移動サービスを提供し、クルーズ船の寄港地における消費拡大の可能性について調査する。
オンデマンド型相乗り移動サービスは、未来シェアの配車システム「スマートアクセスビークル」を使ってタクシー(デマンド型)と路線バス(乗合い型)の長所を融合、ルートを固定せず需要に応じて乗合車両を走行させる。
ドコモと未来シェアは「AI運行バス」を実現するモビリティサービスプラットフォームを共同開発しており、JTBグループと観光向けの活用について検討してきた。AI運行バスは、人工知能(AI)によるリアルタイム処理の活用により、需要に応じ、最適な時間に、最適なルートで、最適な運行を行うオンデマンドモビリティサービスのサービス。
今回の実証は「AI運行バス」の外国人向け活用として初の事例となる。