日本電産は、拡大する自動車の電動化ニーズに応えるため、トラクションモータ、ギヤボックスとインバータを含めたトラクションモータシステム「E-Axle」を新規開発したと発表した。
E-Axleは、独自開発した新冷却システムを採用し、従来品に比べてサイズと重量を大幅に削減。コストダウンとより広い車室内スペース確保を実現する。出力は40~150kW、トルクは1200~2550Nmと、小型自動車やセダンからSUVプラットフォームまで対応できる。
また冷却システムを搭載したモータの単体販売も予定しており、既存のギア装置や電動化システムとの組み合わせも可能。さらに電動ウォーター/電動オイルポンプ、シフト・バイ・ワイヤ用アクチュエーターなど、同社車載製品と組み合わせての提供もできる。生産開始は2019年の予定。