北関東走り続けて29年…JR東日本の107系、9月で定期運行終了

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まもなく引退する107系(右)。9月中に定期運行を終了するが、10月には団体専用列車として走る。
  • まもなく引退する107系(右)。9月中に定期運行を終了するが、10月には団体専用列車として走る。
  • 107系は165系のモーターなどを再利用しつつ車体を新造した。
  • 日光線の107系は既に引退している。
JR東日本の高崎支社は7月27日、107系電車の定期運行を9月で終了すると発表した。これに伴い、車体へのシールの貼付けやメッセージの募集など各種イベントを実施。10月には団体専用列車の運行が行われる。

107系は1988年、JR東日本発足後初の自社製造車両としてデビューした北関東の普通列車用電車。国鉄時代に製造された165系急行形電車のモーターなどを再利用しつつ、車体は普通列車用のものを新造している。片側3カ所にドアを設け、車内にロングシートを設置した。

日光線向け(0番台)の16両(2両編成8本)と、高崎地区向け(100番台)の38両(2両編成19本)が1988年から1991年にかけて製造されたが、老朽化のため0番台は2013年に全て廃車。高崎地区の信越本線高崎~横川間や上越線高崎~水上間、両毛線、吾妻線に導入された100番台も順次廃車されている。

車体シールは8月2日から9月下旬まで、「ありがとう」「107系」と記されたものが貼り付けられる。107系への「お別れメッセージ」も8月18日まで募集。信越本線や上越線、両毛線、吾妻線の各駅で配布している応募用紙に必要事項を記入し、主な駅に設置された応募箱にすると、9月上旬から10月7日まで107系の車内に掲出される。

定期運行は9月に終了するが、10月1・7日には旅行商品向けの団体専用列車として運行される予定だ。10月1日は「吾妻線コース」(高崎~大前間往復)と「上越線コース」(高崎~水上間往復)、10月7日は「信越本線コース」(高崎~横川間往復)と「両毛線コース」(高崎~小山間往復)が設定されている。各コースの定員は80人で、旅行商品の発売額は大人1万700円・子供1万70円。

このほか、記念切符の発売も計画されている。高崎支社は「29年間、群馬・栃木を疾走した想い出の107系の定期運行終了をみんなで盛り上げましょう」と呼びかけている。
《草町義和》

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