アウディは7月21日、全世界で最大85万台のディーゼルエンジン搭載車の無償修理を行うと発表した。
今回の無償修理は、ドイツの連邦自動車交通局(KBA)との緊密な協議を経て、行われるもの。一部ディーゼルエンジンのソフトウェアを交換し、排ガス性能を引き上げる目的で行われる。
無償修理の対象になるのは、V型6気筒およびV型8気筒のターボディーゼル「TDI」エンジン搭載車。ユーロ5およびユーロ6規制エンジンが該当する。アウディと同じフォルクスワーゲングループに属するポルシェとフォルクスワーゲンの両ブランドにも、無償修理が適用される。
アウディは、「燃料消費量が少ないディーゼルエンジンは、欧州で野心的なCO2目標を達成するのに役立つ。これは、アウディがこの無償修理プログラムを提供することを決定したもう一つの理由」と説明している。