日産自動車の米国法人、北米日産は7月4日、2017年上半期(1~6月)の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は81万9688台。前年同期比は2.7%増だった。
81万9688台のうち、乗用車は前年同期比11.6%減の39万3114台と減少傾向。一方、SUVなどのライトトラックは、前年同期比20.7%増の42万6574台と好調が続く。
日産ブランドの上半期実績は、74万0545台。前年同期比は1%増だった。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が、14万6284台。前年同期比は15.3%減と、2桁の落ち込み。『セントラ』は11万2574台を販売。前年同期比は8.5%減だった。『ヴァーサ』は5万6558台にとどまり、前年同期比は21.9%減。最上級セダンの『マキシマ』は、前年同期比2.5%増の3万1519台と堅調。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』(『エクストレイル』の兄弟車)が、19万5689台を販売。前年同月比は31.4%増と、改良新型モデル投入の効果で、大幅に増加した。中型SUVの『パスファインダー』は、14.4%増の4万5467台と好調を維持。フルサイズピックアップトラックの『タイタン』は、新型効果で前年同期の4倍の2万4464台を売り上げる。
インフィニティブランドの上半期実績は、前年同期比21.8%増の7万9143台。主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)は1万9603台で、前年同期比は3.2%のマイナス。SUVの『QX60』は、前年同期比12.8%減の1万8279台にとどまった。『QX50』(日本名:『スカイラインクロスオーバー』)は、前年同期比7.8%減の7955台。新型コンパクトクロスオーバー車の『QX30』は、9393台と良好な立ち上がり。
日産自動車の2016年の米国新車販売は、156万4423台と新記録を達成。前年比は5.4%増だった。