レスポンスは6月18日、ツインリンクもてぎで開催された『グローバルMX-5カップジャパン』第3戦にスポット参戦。8番グリッドからスタートして3位に入賞した。
世界統一ルールのもと、世界同一仕様車として北米仕様の『Mazda MX-5(日本名 マツダ ロードスター)』を使う同レース。レスポンスチームのドライバーは松田秀士(No.57)だ。3位入賞に「こんな位置にいられる状況ではなかったが結果が出た。(メディア枠で出場のため)賞金はなかったが嬉しい」と喜びを見せた。
予選で遅れて後方スタートとなり、レース開始まもなく起きた前方の事故の影響でトップと差がついてしまった。後半、果敢に追い上げを見せたが優勝には届かなかった。
「クルマのことを感じ取りながら、学習しながら走った。ドライビングもセットアップも発見がいくつもあって、それは自分にとってよかった。ただ、もうちょっと練習時間があってクルマを仕上げることができていたら、面白いレースができたと思う」
ライバルたちのタイヤがタレ始めたら追い上げようと思ったが、「優秀なタイヤで意外とタレない。周り(のチーム)もそれがあるから頑張れるんだろうね」と苦笑しながらもレースを楽しんだ。
優勝したのは20歳の吉田綜一郎(No.740、Circuit WOLF&KOTA)だ。トップを走っていたT-MAN BROS oilの今村大輔(No.5)がペナルティーを受け、レース後に30秒のタイムが加算。それを受けた繰り上げ優勝だが、シリーズ初優勝に笑みがこぼれる。フリー走行と予選でタイムが伸びずに悩んでいたが初優勝をつかみ取った。
「決勝でこんな結果が出るとは思っていなかったのですごく嬉しい。レース中は最後まで諦めるなとチームの皆さんが声をかけてくれた。それが結果に結びついたのだと思う」
ツインリンクもてぎのコースレイアウトを苦手とするだけに喜びも大きいが、次戦に向けて「まずテストに行きたい。自分の走りも成長する部分もあるだろし、セットを合わせる力もまだまだ自分にはないと思う。その辺を詰められるようになればトップ争いもよりできるようになる」と冷静に見据える。
7月2日の第4戦岡山国際サーキット、9月24日の最終第5戦富士スピードウェイは吉田の大好きなコースだ。「得意なぶんだけ上に行けると思う」と自信を見せた。