Astell&Kern AK300【土方久明のハイレゾ最前線】

本企画はハイレゾに対応するデジタルオーディオプレーヤー(以下DAP)やスマホを紹介して、車の中で楽しもうとするオーディオスタイルの提案だ。今回はAstell&Kern(アステル アンド ケルン)のハイレゾ対応プレイヤー「AK300」をご紹介しよう。

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土方 久明のcarハイレゾ最前線 vol.1【Astell&Kern AK300】
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本企画はハイレゾに対応するデジタルオーディオプレーヤー(以下DAP)やスマホを紹介して、車の中で楽しもうとするオーディオスタイルの提案だ。今回はAstell&Kern(アステル アンド ケルン)のハイレゾ対応プレイヤー「AK300」をご紹介しよう。

Astell&Kernはエントリーラインの「AK70」から、フラグシップ「AK380」まで多くのDAPラインナップを抱えるポータブルオーディオファンに人気のブランド。先月は “ニューパフォーマンスライン”に属する、「KANN」(カン)を、さらに“世界最高峰のハイエンドポータブルプレーヤー”を提唱する、新フラッグシップモデル「A&ultima SP1000」の発売も控えるなど積極的な製品展開を行っている。

ご紹介するAK300はDACチップに、旭化成エレクトロニクス製「AK4490」をシングルで搭載し、筐体もアルミ仕様にする事で価格を抑えながらも上位モデルAK380/AK320の音質に近づけたエントリーモデルだ。市場では10万円前後で販売されている、

サイズは75.15W×112.4H×15.45Dmmとなっており、一目見て同社製品に共通する、「光と影」をイメージする筐体デザインが印象的だ。筐体の加工精度も高い。Astell&Kernを象徴するこのデザインは個性的かつ躍動感があり、同ブランドの知名度を決定付けたと筆者は考えている。

ディスプレイは解像度は480 x 800ドットの静電容量式タッチスクリーン4.0型TFTカラーLCDを採用し、ボディカラーはミッドナイトブラック1色が用意されている。再生可能スペックは、最大384kHz/32bitのPCM、5.6MHz/1bitのDSDに対応するが、ネイティブ再生は192kHz/24bitまで、DSDはPCM176.4kHz/24bitに変換される。
内蔵ストレージは64GB (システム領域含む)で、最大256GB対応のmicroSDカードスロットを1基搭載する。

出力端子は以下のとおりだ。ワイヤレス関係はWi-FiとBluetoothを装備し、高音質Bluetooth接続コーデック「aptX HD」にも対応する。

・2.5 mm バランスヘッドホン出力
・3.5 mm ヘッドホン出力(ラインアウトモード付)
・3.5mm光デジタル出力
・Micro USB-Bデジタル出力
・拡張ユニット用バランス出力

バランス駆動ヘッドホンには当然のごとく対応している。ヘッドホンのドライブ能力を向上させる専用ヘッドホンアンプ「AK380 AMP」や、専用のCDリッパー「AK CD-RIPPER」、家庭用のハイファイオーディオシステムと接続可能なXLRバランス出力機能を持つ「Cradle」、本格的なポータブルレコーダーになる「AK Recorder」など、数々の純正オプションが用意される。

さらにWi-Fiを通じて同ネットワーク内のパソコンやNASサーバーなどに格納されている音楽ファイルのストリーミング再生も楽しめるなど発展性も申し分ない。

カー用途で使用する場合は、ヘッドホン/ライン出力を利用してヘッドユニットのAUX端子と接続するか、またはBluetooth経由でワイヤレス接続してもよいだろう。さらにMicro USBからのデジタル出力や、光出力を利用して車載のDSPユニットとも接続もできる。

まずはSONYのスタジオモニターヘッドホン「MDR-Z1000」を3.5mmジャックに接続して、スティング「ニューヨーク9番街57丁目」を聞く、ポリス時代のスティングが好きな人はたまらない、久しぶりのロックアルバムだ。イントロのギターやドラムなどの音の立ち上がりが良くロックに大切なグルーブ感もある。 200フェムト秒という超低ジッターを実現する電圧制御水晶の搭載など本機に備わる高音質化技術も効いているようだ。グラフィックEQよりも詳細な音質調整ができるパラメトリック・イコライザー使って低域の迫力を増すこともできる。

続いて自宅のハイファイオーディオシステムと光デジタルケーブルで接続した。デジタル信号をアナログに変換する部分をヘッドユニット側に持たせ、さらなる高音質化を狙うのである。女性ジャズボーカルの、キャンディス・スプリングス - 『Soul Eyes』(flac 96kHz/24bit FLAC) を聞いた。ボーカルが生々しく、歯切れのよい低音に驚く。「ポータブルプレーヤーからここまでの音が出るなんて良い時代になった」と感心した。

上位モデルと同等のDACチップを搭載するお買い得感や、優れた操作性など、AK300の完成度はさすがといったところ。数多くの純正オプションパーツにより発展性も楽しめる。購入後の満足度も高そうだ。

土方 久明のcarハイレゾ最前線 vol.1【Astell&Kern AK300】

《土方 久明》

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