7月27日から30日に開催される「2016-2017 FIM世界耐久選手権最終戦"コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第40回記念大会」に、ケニー・ロバーツ氏の来場が決定した。
ケニー・ロバーツ氏は1978年にヤマハワークスライダーとしてWGP(ロードレース世界選手権)に参戦すると、その年から3年連続でチャンピオンを獲得。“キング・ケニー”の愛称で親しまれる。鈴鹿8耐には1985年、平忠彦氏とのペアで出場し、トップを独走。ヤマハ初の鈴鹿8耐優勝をもたらすかと思われたが、マシントラブルによりコントロールライン直前で停車。リタイヤとなるも、鈴鹿8耐史に残る名シーンとして語り継がれている。
ケニー・ロバーツ氏はすでに来場が決定しているウェス・クーリー氏、グレーム・クロスビー氏らとともに、29日の前夜祭でデモンストレーションランを披露する。マシンは伝説の名シーンを生んだ「TECH21 FZR750(0W74)」。悲劇のリタイヤから32年。キング・ケニーが再び鈴鹿を走る。
デモランではこのほか、クーリー氏が「ヨシムラ GS1000(1978年 鈴鹿8耐第1回優勝車レプリカ仕様)」を、クロスビー氏が「ヨシムラR&D GS1000R(1980年)」を、加賀山就臣選手が「ヨシムラ スズキ with JOMO 34 GSX-R1000」を走らせる予定だ。