【ニュル24時間】今年も最後の最後で大逆転劇! 29号車アウディが優勝

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ニュルブルクリンク24時間レース表彰式
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  • 29号車(ニュルブルクリンク24時間レース)、チェッカーを受ける。
  • 29号車(ニュルブルクリンク24時間レース)
  • 98号車(ニュルブルクリンク24時間レース)
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今年で45回目を迎えたニュルブルクリンク24時間レースが現地時間の15時30分にゴールを迎え、29号車アウディ「R8 LMS」が総合優勝。今年もファイナルラップで勝敗が決する劇的なレース終盤となった。

例年になく晴天に恵まれた中でスタートしたニュル24時間。気温が高いコンディションということもあり、全体を通してタイヤトラブルが多いレースとなった。

その中で、レース序盤から29号車アウディがレースをリードしていたが、残り1時間30分のところでトラブルが発生。緊急ピットインを余儀なくされた。これにより3番手まで後退。トップ2台との差も大きく離れてしまい、逆転のチャンスはないように思われた。

しかし、残り1時間を切ったところから、それまで晴天だったニュルの上空に雨雲が接近。特にノルドシェライフェのセクションは瞬く間に大粒の雨が降り出した。

29号車アウディは、最後の賭けに出ていち早くレインタイヤに交換。これが功を奏し、最後の最後で2台を逆転。ファイナルラップに入るところでトップを奪い返し、158周で24時間を迎えチェッカーフラッグ。見事な大逆転劇で総合優勝を飾った。

2位には98号車のBMW「M6 GT3」、3位には9号車のアウディ「R8 LMS」が続いた。

日本勢では、SP3TクラスにTOYOTA GAZOO Racingの170号車レクサス『RC』とスバルSTIの90号車スバル『WRX STI』がエントリー。序盤から激しいクラス2番手争いを展開した。

途中、トラブルやアクシデントがありながらも粘り強く走行していたが、残り3時間を切ったところで90号車スバルのマシンが炎上。ドライバーは無事だったが、悔しいリタイアとなってしまった。

一方、170号車レクサスはクラス優勝を目指し、最後まで攻め続けるも、わずかに届かずクラス2位、総合26位でチェッカーを受けた。

また木下隆之が乗り込んだ124号車トヨタ『カローラアルティス』は総合116位、SP3クラス9位。佐々木孝太が乗り込んだ41号車レクサス「ISF CCS-R」は総合117位、SP8クラス5位となった。

《吉田 知弘》

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