JR東日本、東京駅にムスリム向けの祈とう室を開設 6月5日

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祈とう室は東京駅の丸の内北口ドーム(写真奥)に設けられる。
  • 祈とう室は東京駅の丸の内北口ドーム(写真奥)に設けられる。
  • 祈とう室が設けられる丸の内北口ドームの入口。
  • イスラム圏の鉄道では祈とう室を設けている駅が多い。写真はイランのサラフス駅で、駅舎出入口の右側に祈とう室がある。

JR東日本は6月5日、東京駅(東京都千代田区)にイスラム教徒(ムスリム)向けの祈とう室を開設する。同社グループが祈とう室を開設するのは、これが初めて。

発表によると、祈とう室は丸の内北口ドームの訪日旅行センター内に設置。「2名程度が静かに過ごせるスペース」で、身体を清めるための小浄施設も設置する。利用できる時間帯は8時30分から19時(土曜・休日は17時)まで。JR東日本はムスリムの訪日外国人旅行者が増加している状況を踏まえて開設するとしている。

ムスリムの多い国の駅や空港などでは、祈とう室を設置していることが多い。日本では2014年9月、関西大手の南海電気鉄道が難波駅併設のショッピングセンター「なんばCITY」に祈とう室を設置。同年10月にはJR西日本も大阪駅サウスゲートビルに祈とう室を開設した。

《草町義和》

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