世界有数の電池メーカーで、自動車事業も展開する中国のBYDグループは4月19日、中国で開幕した上海モーターショー2017において、コンセプトカーの『ダイナスティ』(中国名:『王朝』)をワールドプレミアした。同車は、BYDの新たなデザインの方向性を提示したコンセプトカー。BYDのデザイン部門のトップには2016年、ヴォルフガング・エッガー氏が就任した。ダイナスティは、同氏がBYDで手がけた初のコンセプトカーとなる。なお、ヴォルフガング・エッガー氏は、元アウディのチーフデザイナー。それ以前には、アルファロメオに所属し、『8Cコンペティツィオーネ』のデザインを担当したことで知られる。ダイナスティは、電動パワートレインを搭載したEV。フロントの力強いデザインが特徴だ。ヴォルフガング・エッガー氏は、「このコンセプトカーが、BYDブランド車を新たな方向へ導くだろう」とコメントしている。
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