ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZFは3月30日、2016年の研究開発費が前年に対して43%増加した、と発表した。
2016年のZFの研究開発への投資総額は、およそ20億ユーロ(約2390億円)。前年のおよそ14億ユーロから、大きく増えた。売上高に対する比率は、前年が4.8%。2016年は、5.5%へ0.7ポイントの増加となった。
研究開発費が大幅に増えたのは、アクティブ&パッシブセーフティテクノロジー事業部や、Eモビリティ事業部における開発活動が強化されたのが要因。とくに自動運転分野への投資が重視された。
ZFのシュテファン・ゾンマーCEOは、「ZFは、Eモビリティおよび自律運転技術におけるリーディングカンパニーへと変化すべく、自動車産業における根本的な変化の機会を捉えようとしている」と述べている。