標準タイプの『ワゴンR』のなかで、上下2段分割のヘッドライトが与えられ、スポーティな顔立ちとなっているのが「ハイブリッドFZ」グレード。パワーユニットは52馬力の3気筒エンジンに、オルタネーターを発展させたISGと呼ばれるモーター機能付き充電器を使って駆動アシストするマイルドハイブリッド方式を採用する。ミッションはCVTが組み合わされている。アクセルペダルを踏まない状態のクリープではモーターのみでの走行が可能だが、作動条件が厳しいらしく、勾配が少し上向きだったりするとすぐにエンジンが始動する。ここでエンジンが始動するか否かには大した意味はないだろう。ISGによるエンジン始動は、相変わらず静かで、いやな振動なども伝わってこない。加速感は自然吸気の軽自動車としては十分なもの。エンジンの加速をモーターがアシストしているが、それはほとんど体感することできない。モーターはあくまでも裏方だ。ワゴンRのパワートレインを検証してみると、エンジンを元にモーターがトルクをサポート、さらCVT側では副変速機が減速比をサポートしている。プラスαを上手に使うことでパワートレインを成り立たせ、コストを上手に抑えている。走りそのものは好感が持てるものだったが、走行ノイズはちょっと大きめだ。振動はさほどなく、タイヤノイズが気になる。ワゴンRスティングレーも試乗したが、スティングレーのほうは上手にノイズが抑えられていた。それもそのはずで、スティングレーには多くの防音材やサイレンサーが使われている。軽自動車も全体的に静粛性が高まってきているので、ワゴンRにももう少し静けさを求めてしまう。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★諸星陽一|モータージャーナリスト自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。
スズキ子会社「Next Bharat」、インドで第2回フォーラム開催…「次の10億人」向けビジネス共創めざす 2025年9月17日 スズキは9月17日、インド子会社Next Bharat Ventures IFSC Priv…
ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」シリーズに、スズキ『スペーシア』/マツダ『フレアワゴン』4WD車の適合が追加 2025年9月17日 チューニングパーツメーカー・BLITZ(ブリッツ)が、車高調キッ…
小さな車体に大きな感動! スペーシアカスタム×carrozzeria Xの勝利方程式[Pro Shop インストール・レビュー]by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 後編 2025年9月13日