常磐線の再開予定…浪江~小高間は4月1日、竜田~富岡間は10月頃に

鉄道 行政
竜田~小高間の今後の再開見通し。福島第一原発に最も近い区間を除き10月頃までに再開する見通しとなった。
  • 竜田~小高間の今後の再開見通し。福島第一原発に最も近い区間を除き10月頃までに再開する見通しとなった。
  • 竜田駅で発車を待つ原ノ町行きの代行バス。

2011年3月の東日本大震災・福島第一原子力発電所事故の影響で運休中の常磐線竜田(福島県楢葉町)~小高(南相馬市)間36.6kmについて、国土交通省は3月10日、今後の再開の見通しを発表した。一部の区間は再開時期が前倒しされる。

発表によると、浪江(浪江町)~小高間8.9kmは、3月31日に浪江町の避難指示が一部を除いて解除されることから、翌4月1日に運転が再開される予定。竜田~富岡(富岡町)間6.9kmは、これまで「2017年内の開通を目指す」としてきたが、復旧工事が順調に進んでいるとして10月頃に再開の予定となった。

福島第一原発に最も近い場所を通る富岡~浪江間20.8kmは、従来通り2019年度末までの開通を目指すとしている。

《草町義和》

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