【MINI クロスオーバー 新型】サイズアップや質感向上によりBからCセグメントへ

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MINI クロスオーバー 新型
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  • ビー・エム・ダブリュー MINIディビジョン本部長のフランソワ・ロカ氏

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)はCセグメントにフルモデルチェンジしたMINI『クロスオーバー』を投入した。

MINIクロスオーバーは2011年に、“ALL ABOUT4”(全長4m、4輪駆動、4枚ドア、4シーター)というキャッチフレーズで日本デビュー。これまでのMINIにはなかったこれら武器により、「我々のモデルミックスの40%を達成し、全世界でも54万台販売された」と振り返るのは同社MINIディビジョン本部長のフランソワ・ロカ氏だ。

「当初はMINIが大きくなったので問題かと思われたが、我々は逆だと考えていた」という。その理由は、「遊びが感じられる空間や、ゴーカートフィーリングは全く変わっていない。大きくなってもMINIだったのだ」と話す。そして、新型クロスオーバーも「このDNAに基づいて企画された」と述べる。

「新型クロスオーバーは57年のミニの歴史上、最も大きいクルマで、先代のスモールコンパクトセグメント(Bセグメント)ではなく、プレミアムコンパクト(Cセグメント)に属する。従って更に多くの競合車と戦うことになった」とロカ氏。

しかし、「新しいエンジンや、ギアボックスを搭載し、乗り心地もプレミアムさを(競合車よりも)感じてもらえるだろう。更にこのセグメント唯一のSAV(スポーツアクティビティビークル)だ」と商品力に自信を見せた。因みに先代からは、全長195mm、全幅30mm、全高45mmサイズアップしている。

ミニディビジョンプロダクトマーケティングマネージャーの岡田信之氏も、フルモデルチェンジの最大のポイントは、「サイズやクオリティという面でBセグメントからCセグメントにアップさせた」とし、「そのために拡大したボディサイズはもとより、高められた機能性や居住性、新世代のエンジンでより効率を上げ、乗った時のクオリティも音も含めて格段に向上させた」と説明した。

そして、新型クロスオーバーについて、「MINIらしいハイクオリティで、所有しているだけでアクティブにどこかに出かけたくなるようなデザインや、実際の使用時にそのニーズに応えられる高い機能性。高効率なエンジンラインナップと非常に魅力的なクルマに仕上がった。プレミアムコンパクトセグメントのベストチョイスだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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