ドイツの自動車大手、ダイムラーは2月2日、2016年通期(1~12月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の売上高は、過去最高の1532億6100万ユーロ(約18兆6157億円)。前年の1494億6700万ユーロに対して、3%の伸びを示した。
また、2016年通期の純利益も、過去最高の87億8400万ユーロ(約1兆0670億円)。前年実績の87億1100万ユーロに対して、1%の増益となった。
増収増益となった大きな要因が、好調な新車販売。2016年の世界新車販売台数(メルセデスベンツやスマート、商用車を含む)は、新記録となる299万8386台。前年比は5%増だった。このうち、主力のメルセデスベンツ乗用車が、過去最高の219万7956台を販売。前年比は10%増と伸びた。
ダイムラー取締役会のディーター・ツェッチェ会長は、「2016年は世界新車販売、売上高、収益の面で、ダイムラーは新たな記録を打ち立てた」とコメントしている。