盗難トラック運転の男、逃走を阻止するパトカー6台に体当たり

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25日午後2時ごろ、東京都江東区内で盗難届の出されていたトラックに乗っていた20歳の男が職務質問を振り切って逃走。約40分間に追跡していたパトカー6台に体当たりする事件が起きた。警察はこの男を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

警視庁・深川署によると、同署員が江東区木場3丁目付近の都道をパトロールしていたところ、江戸川区内で盗難された疑いのある中型トラックを発見。運転していた若い男に職務質問しようとしたところ、トラックはこれを振り切って逃走した。

警察は一斉手配を行ってトラックを追跡したが、トラックは進路を塞いで逃走を阻止しようとしたパトカーに体当たりを繰り返し、約40分間で6台が大破するなどの被害が出た。航空隊のヘリコプターも投入して逃走ルートを把握。江東区毛利付近で道路を封鎖し、渋滞で動けなくなったところを待機していた警官が包囲し、運転席のガラスを割って運転していた男を確保。公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

逮捕されたのは江戸川区内に在住する20歳の男で、聴取に対しては「捕まるのが嫌だったので一心不乱に逃げた」などと供述しているようだ。トラックを盗み出したことも認めており、警察では刑事責任能力の有無も含め、事件発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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