【トヨタ コースター 新型】開発担当主査「ロールオーバーへの対応に苦労した」

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トヨタ自動車は小型バス『コースター』を24年ぶりに全面改良し2017年1月23日から販売を開始すると発表した。

室内空間を拡大して快適性を高めたのを始め、フロア、サイド、ルーフ骨格をつなぎ合わせて一体化した環状骨格の採用によりバスボディの世界的な安全評価基準であるロールオーバー性能に適合するなど安全性も向上したのが特徴。

新型コースターの開発を手がけた山川雅弘主査は「今回の開発ではロールオーバーへの対応が技術的には非常に難しかった内容」と明かす。

というのも「ロールオーバーみたいなことをやるのはトヨタのクルマの中で唯一、コースターだけなので、どう補強すれば良いのか、ただ単に補強して重たくすれば良いというわけでもないので、かなり長い期間をかけて知見を蓄えた上でやった」からだ。

しかも「クルマを造って転がして壊してなんてやっていたら、いつまでたってもできないので、CAEと呼ばれるコンピューターのシミュレーションを借りながら、技術検討をやって精度を高め、そのうえで最適な設計ができる環境をつくるといったことを何回か繰り返したうえで技術確立したので、先行技術検討段階で2年近くかけた」と山川主査は振り返る。

その結果、「世界基準で一番厳しいものに適合できる目標を掲げて開発し、ロールオーバー性能基準への適合はもちろん、基準を上回る生存空間を確保した安全な高剛性ボディを実現した」というわけだ。

《小松哲也》

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