三菱自動車が11月下旬、日本国内で発表した『RVR』のリコール(回収・無償修理)。このリコールが、米国にも波及した。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカから届け出を受けたRVRのリコール内容を公表している。
今回のリコールは、リアゲートのガススプリングの不具合が原因。リアゲートのガス封入式スプリングの外筒のエンドキャップ部の塗装が不適切なため、外筒が腐食する可能性がある。
そのままの状態で使用を続けると、腐食が進行し、外筒が膨らみエンドキャップが割れ、最悪の場合、リアゲートを開く際に外筒が破裂し、周囲の人が負傷するおそれがある。
米国ではRVRの2011‐2012年モデルが、リコールの対象に。米国で販売された5万0228台がリコールに該当する。
三菱モータースノースアメリカは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、ガススプリングを対策品と交換するリコール作業を実施するとしている。