【IIHS衝突安全】マツダ3車種、トップセーフティピック+に認定

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マツダCX-3
  • マツダCX-3
  • マツダ6(アテンザ)
  • マツダ3(アクセラ)

マツダの米国法人、北米マツダは12月7日、『CX-3』、『マツダ3』(日本名:『アクセラ』)、『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)の3車種が、米国IIHS(道路安全保険協会)から「2017トップセーフティピック+」に認定された、と発表した。

「2017トップセーフティピック」は、2016年にIIHSが衝突テストを実施したモデルの中で、優れた結果を残した車に与えられる賞。この中から、IIHSは最も安全性が高い車種に、「2017トップセーフティピック+」の称号を与えている。

2017トップセーフティピック+に選ばれるための条件は、通常の前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hの各衝突テスト、追突時のむち打ち確認テスト、横転を想定したルーフ強度テストに加えて、「スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストで、優秀な結果を残す必要がある。

スモールオーバーラップテストは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるもの。対向車がセンターラインを超えてきて衝突した場合など、実際の衝突事故に、より近づけるための追加テスト。IIHSは総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック+」に指定し、従来の「トップセーフティピック」以上に、高い衝突安全性能を認めている。

さらに2013年9月からは、前面衝突予防性能を評価する新試験プログラムの結果も、トップセーフティピック+の条件に。前面衝突予防システムをオプション/標準装備する車種に関して、自動ブレーキ機能の有無や自動ブレーキの検証テストを行ったうえで、衝突回避性能を、上から「スーペリア」、「アドバンスド」、「ベーシック」の3段階で評価する。

このテストでは、先行自動車のリア部分に見たてた静止目標に向かって、IIHSのエンジニアが20km/hおよび40km/hで車両を走らせ、自動ブレーキによる減速性能を検証する。最高評価の「スーペリア」を獲得するには、自動ブレーキ試験で4‐5ポイント、前面衝突警報付車両への1ポイントの加算を含め、総合5ポイント以上(最高6ポイント)が必要とされる。

これらの条件をクリアし、2017年モデルのCX-3、アクセラ、アテンザの3車種は、IIHSから2017トップセーフティピック+の認定を受けた。北米マツダのロバート・デイビス上級副社長は、「IIHSのトップセーフティピック+の認定は、年々厳しさを増している。しかしマツダ車は、妥協のない安全性を証明し続けている」と述べている。

《森脇稔》

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