西日本鉄道(西鉄)子会社のニモカなどは11月18日、北海道の函館市企業局交通部(函館市電)と函館バスが導入するICカードの名称が「ICASnimoca(イカすニモカ)」に決まったと発表した。2017年春からサービスを開始する。
ICASnimocaは、西鉄が展開しているnimoca(ニモカ)ベースのICカード。発表によると、「ICAS」は「Intelligent CArd System」の頭文字を取ったもので、函館市電・函館バスの磁気式カード「イカすカード」の名称の一部を採用した。
導入路線は函館市電の全2系統と函館バスの路線バス全184系統。これに伴い市電の電車31両と函館バスのバス233両がICカードに対応する。全国相互利用サービスにも対応し、JR北海道のKitacaなどでも市電やバスを利用できる。2017年春からサービスを開始するが、IC定期券については2017年度中のサービス開始を予定している。
nimocaは西鉄や熊本市電、宮崎交通など九州の交通事業者で導入が進んでいるが、九州外の交通事業者が導入するのは、これが初めてになる。