ポルシェ、持続可能な事業を目的とする企業ネットワークに加入

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ポルシェの米国法人の本社ビル
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ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは11月9日、持続可能なビジネスを目的とする企業ネットワークに加入した、と発表した。

すでにポルシェは、持続可能なビジネスを目的とする企業ネットワーク「B.A.U.M.」(ドイツ環境管理協会)に加入。これに加えて今回、中国の上海、英国のロンドン、米国のアトランタにおいて、建物に関する「LEED」(省エネと環境に配慮した建物・敷地利用を先導するシステム)と、「BREEAM」(英国建築研究所建築物性能評価制度)の認証を受けている。

上海のテクニカルトレーニングセンターでは、熱交換器とヒートポンプシステムを備えた効率的な空調システムを採用。このシステムによって、湿った空気の冷房と除湿が同時に行える。

また、ロンドン西部のチジックのポルシェ商業サービスセンターは、既存のポルシェ センターの敷地内に、営業を休止することなく、完全に新しい建物として建設。チジックでは、高水準のエネルギー効率を確保するために、とくに照明システムに焦点が当てられた。

さらに、アトランタのポルシェ米国法人の本社ビルの正面には、高性能断熱材を使用。冬季には極寒から、夏季には酷暑から効率的に保護する。さらに、移動による燃料資源の消費を軽減するために、建物は空港のすぐ近くに位置。最新の防音設備が、従業員の落ち着いた業務環境を保証する。

ポルシェの生産と物流担当、アルブレヒト・ライモルド取締役は、「私達は製品だけでなく、建物についても責任を持たなければならない。資源保護は、ポルシェの競争力、さらには拠点と継続的な事業を保証する上で、極めて重大な要因となるため、欠かすことはできない」と述べている。

《森脇稔》

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